そういえば、ネガフィルム→デジタルプリントの情報って意外とないよね。
注:本記事は駄文です。
写真というのは、像を写す入力(フィルム、画像素子)と、表現するための出力(印画紙、布、Webなどなど)があります。
入力に関しては表現の自由度という点ではデジタルよりもフィルムの方が強いと信じています。
しかし、プリントに関してはかなりいいレベルでデジタルプリントに置き換えられると思っています。
今までのプリントというとラボプリント、モノクロ自家焼き、カラー自家焼き、といったところでしょうか。それぞれ、作者の意図を100%表現するのは難しい、モノクロに限られる&意図したプリントを行なうには不確定要素(温度、水洗、乾燥など)が多い、モノクロ自家現像より茨の道(機材が高い大きい、温度管理が大変など)といった難点もあります*1。これらを考えると作者の意図を100%反映することができて、環境の影響も少ないデジタルプリント*2は結構素敵だなぁ、と。もちろん、色の深みだとか、耐久性だとか手焼きよりも劣る部分はありますが、メリットを考えると許せるレベルかなぁ、と*3。フィルム→デジタルのデジタル化の部分も現在のデジカメに比べてフィルムスキャナ(GT-X900もギリギリ含めれるかな)の方が製造上の制約が少ない分*4画質的にもデジカメに比べて優位だろうし。
で、何が言いたいかというと、フィルムとデジタルプリントの併用についての本や、セミナーが少ないよねー、という話。なんでなんだろうね? 単純に不思議。デジカメのダイナミックレンジで許容できている人がほとんど&写真でファインアートを目指す人が居ないということか。ニッチなサイト作りのヒントですね。
写真市場が結構成熟している欧米ではデジタルプリントの価値が認められつつあるということだし、日本で情報コンテンツを充実させるなら今のうちか*5。まだこの手の情報を扱っている個人サイトで鍋うだレベル以上のところは数件しかないみたいだし。