FreeNASのディスク交換

ESXi6.0でRDM(Raw Disk Mapping)でHDD4つをVMとして起動しているFreeNAS9.3に接続して利用していました。

ディスク交換の手順は以下の通り。

  1. vSphere ClientでVMインスタンスをすべて停止する
  2. vSphere ClientでESXiをメンテナンスモードにしてシャットダウンする
  3. ディスクを交換する
    • 接続前にHDDのシリアル情報を控えておく
    • この時無用なトラブルを避けるために交換するディスクと同じコネクタに接続する(たぶんRDMでデバイスの接続は仮想化しているので気にしすぎだとは思う)
  4. ESXiを起動する
  5. ESXiにSSHで接続する
    • SSHとESXiシェルを有効にしておく
  6. /vmfs/devices/disks/ からt10.で始まり、HDDのシリアルで終わるデバイスのパスを控える
  7. vmkfstools -z /vmfs/devices/disks/(控えたパス) /vmfs/volumes/(ESXiのデータストア)/(仮想マシン名)/(任意のHDDデバイス名).vmdk
    • この時は vmkfstools -z /vmfs/devices/disks/(控えたパス) /vmfs/volumes/VM-Store/FreeNAS/WD30EFRX_1.vmdk としました
  8. vSphere ClientでESXiのメンテナンスモードを解除
  9. vSphere ClientでVMの設定を編集して、上記で作成した (任意のHDDデバイス名).vmdk を接続する
    • この時交換するディスクを削除して、同じ仮想デバイスノードに接続する
  10. FreeNASのVMを起動(祈る!)
  11. 数分待ってから、FreeNASの管理画面にアクセスする
  12. アラートで「警告: The volume pool0 (ZFS) state is DEGRADED: One or more devices could not be opened. Sufficient replicas exist for the pool to continue functioning in a degraded state.」といった表示がされるはず
  13. ストレージタブからアラートに表示されているボリューム(ここではpool0)を選択して、下部アイコン一番右の「ボリュームのステータス」を表示
  14. 交換したディスクのステータスがUNAVAILになっているので選択して、下部からReplaceを実行する
  15. これでリシルバが始まり「Resilver 状態: 処理中」といった表示がされます

うちのNASは8TBほどですが、8〜10時間ほどで終わると思います。